みどころ



みどころ

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  • ミケランジェロが嫉妬し、ルーベンスやルノワールも憧れた“画家の王者”ティツィアーノ。
    ヴェネツィア・ルネサンスを代表する画家、ティツィアーノ。“画家の王者(プリンス・オブ・ペインター)”と呼ばれ、神話の登場人物から教皇や貴族の肖像まで、人間味あふれる姿で描き、ヨーロッパ中から人気を博しました。また、後世の画家にも多大な影響を与えています。本展はティツィアーノに光を当て、その真髄に迫る日本初の大規模展です。


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  • 色彩美が際立つ《ダナエ》日本初公開!イタリアの至宝《フローラ》も来日!
    《ダナエ》を見たミケランジェロは、ティツィアーノの色遣いと様式に脱帽しました。日本初公開となるこの《ダナエ》のほか、あでやかな「肌」を描き、イタリアの人々にこよなく愛されてきたバラ色の女神《フローラ》も来日します。天才画家が描いた官能的な神話の世界をご堪能ください。


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  • ヴェネツィアの黄金期、花開いた才能が勢揃い!
    ルネサンス期、レオナルド・ダ・ヴィンチやラファエロらが活躍していたフィレンツェに比肩し、ベッリーニ、ティツィアーノ、ヴェロネーゼ、ティントレットなど次々と偉大な画家を生み出したヴェネツィア。光あふれる水の都、その黄金期に花開いた芸術を紹介します。



ヴェネツィア派とは



  •  ヴェネツィアは総督(ドージェ)を頂点とする共和制国家として強大な力をもち、経済的には海洋貿易によって繁栄したことで知られます。富と国際的な政治力、そして東西文化が交わる特異な立地条件とがあいまって、水の都は芸術の中心地へと変貌し、15世紀から16世紀にかけて美術の黄金時代を迎えます。 ルネサンス時代のヴェネツィアを活動の拠点とした芸術家たちは、「ヴェネツィア派」と総称されます。ヴェネツィア派に分類される画家たちは、おもにベッリーニ一族の工房を中核に形成されました。彼らの工房で育った多くの優れた画家たちのなかでも、ティツィアーノはもっとも才能ある画家の一人といえるでしょう。ティツィアーノは溌剌とした官能性をそなえた人物と、輝くような色彩で名をはせ、同時代や後世の画家たちに多大な影響を与えました。





  •  フィレンツェやローマでは素描を基礎とし、明確な線描と明暗による立体感の表現、合理的な空間構成が重視されたのに対し、ヴェネツィアでは、明るく大胆な色彩と自由でのびやかな筆触が好まれ、近代の油彩画にもつながる「絵画的(ペインタリー)」な絵画が生み出されました。この豊かな色彩感覚と柔らかな造形が、ヴェネツィア派絵画の最大の魅力です。

  •  海に囲まれたヴェネツィアは湿気が多いため、壁に直接に描くフレスコ画よりも、持ち運び可能なカンヴァス画が適していました。聖堂や邸宅の室内装飾のほとんどは、カンヴァスに油彩で描かれています。ヴェネツィア派の画家たちが新たな油彩画の表現を切り開いた背景には、ヴェネツィアという土地ならではの気候風土も関係していたのです。


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